JR北海道は、2021年4月29日(木・祝)から釧網本線で「くしろ湿原ノロッコ号」を運転しています。
1989年(平成元年)から運転している「くしろ湿原ノロッコ号」は、通常の列車よりゆっくりした速度で走行し、大きな窓の展望車からパノラマのように広がる釧路湿原の景色を眺められることで人気の観光列車です。1931年(昭和6年)に釧網本線が全通してから90周年を迎えることを記念して、2021年度シーズンは記念デザインのヘッドマークとサボ(行先表示札)を装着して運転されます(「夕陽ノロッコ号」のヘッドマークは除く)。車内販売では、装着されているサボと同じものが数量限定で発売されます(売り切れ次第終了)。
乗車した方全員に、上り・下りでデザインの異なる乗車証明書がプレゼントされます。釧路市内の「レストラン&コミュニティ イオマンテ」でディナーコース料理を注文する際に乗車証明書を提示すると、前菜一皿がプレゼントされる特典も用意されています。
「くしろ湿原ノロッコ号」は10月10日(日)まで一部の日を除き、釧路駅〜塘路駅間を1日1〜2往復運転します。6月12日(土)および10月9日(土)には、塘路駅から川湯温泉駅まで延長運転されます。また、9月27日(月)〜29日(水)の3日間は、車窓から夕日を鑑賞できるよう日没時間帯に「夕陽ノロッコ号」として運転されます(時刻表と運転日カレンダーは下表を参照)。
「くしろ湿原ノロッコ号」の車両は走行中でも窓を開けての車内換気が可能です。展望車はすべて指定席となっており、乗車券のほかに指定席券が必要です(自由席は展望車ではありません)。指定席料金は大人530円、小児260円です。2021年度から「くしろ湿原ノロッコ号」の指定席はインターネット予約サービス「えきねっと」で予約できます。